音楽の癒す効果とは?「1/fゆらぎ」ってなに?

「秋の虫の音に癒される」
「好きな音楽を聴くのがストレス解消になる」
という人もいますよね。
音の癒し効果は論文でも発表され、科学的に証明されているのです。
今回は、環境スペースが音の癒し効果についてご紹介していきます。

 

■音の効果とは?

音がもたらす癒し効果を医学にも使用していたのは古代ローマに起源があるといわれています。
古代ローマでは心の病を治す薬として音楽が用いられたという記録があり、患者の胸に笛を押し当て、演奏するという治療法がありました。
また、現代でも認知症の患者に音楽を聴かせるという音楽療法が行われており、お年寄りの青春時代に流行していた曲を流したところ、表情が無かった人が笑顔になったという報告もあります。
自閉症うつ病の患者にも取り入れられ、人々の心に音楽が良い影響を与えたという例は数多く報告されているのです。


■自然の音の癒し効果とは?

ポップスやクラシックの他にも、雨の音や風の音、波の音などの自然から発せられる音にも癒し効果があることが分かっています。
こうした自然の音には「1/fゆらぎ」という超音波があると言われ、この超音波が人体に良い影響を与えているらしいのです。
この「1/fゆらぎ」は、一定のリズムの中に予測できないほど細かな不規則性の揺らぎがあるということを意味しており、この不規則なリズムは人間の心拍や血圧、体温においても同じようなものが備わっています。
自分の生体リズムと自然の中にあるリズムが同じ鼓動を刻むことで、精神が安定しているのではないかと考えられているのです。
集中力が高まったり、ストレス解消になったりするだけでなく、免疫力の向上も期待できるという「1/fゆらぎ」は、これから精神的な疾患だけでなく、医学全般にも大きな発展をもたらしてくれるかもしれません。


■良い音を聞くとどうなる?人体への影響

好きな音楽を聴いてリラックスするというのはもちろん、実際に人間の体にも良い影響があります。
例えば、リラックスすることで筋肉の緊張も和らぎ、体力の回復を促進したり肩こりや腰痛の緩和にもつながります。
また、自然から発せられる音はセロトニンの分泌を促進するので、自律神経が整ったり代謝が良くなったりするのです。
精神的なバランスが崩れると、うつや不眠症などの精神疾患のほか、胃痛や便秘・下痢、肌荒れを引き起こすこともあります。
音の癒し効果でストレスからくる不調のケアができるので、なんだか体調がすぐれない…という時には、ヒーリング・ミュージックを聞いてみることを環境スペースはおすすめします。


音の効果で免疫力がアップするなんて驚きですね。
ストレスが溜まったら、ぜひリラックスして自然の音を聞く時間を作ってみましょう。