誰もが一度は耳にしたことがある音色「ティンホイッスル」をご紹介

楽器演奏はストレス発散にいいので、新たに始めるという人も多いです。
どうせなら珍しい楽器にチャレンジしてみませんか?
今回はかわいらしい音色が特徴の縦笛「ティンホイッスル」について環境スペースが解説しましょう。


■ティンホイッスルとは?

珍しい楽器が人気を集めるなかで、注目されているのが「ティンホイッスル」です。
アイルランド生まれの縦笛で、ケルト音楽には欠かせません。
「そんな楽器、聞いたことがない」と言われそうですが、音色を聴けばピンとくる人も多いのではないでしょうか?
代表的なティンホイッスルの音色といえば、映画「タイタニック」や「ロードオブザリング」のサウンドトラックが有名です。
素朴で優しい音色は耳なじみがよく、CMやドラマなどにもよく使われていますよ。


■ティンホイッスルの難易度は?

縦笛であるティンホイッスルは前面に穴が6つあるだけの、とてもシンプルな楽器です。
他の楽器に比べると比較的安価なので、新たな趣味として始めやすいでしょう。
サイズはソプラノリコーダーよりも小ぶりなものが多く、金属・木・プラスチックなど素材も様々です。
見た目もさることながら、演奏方法もリコーダーとほぼ変わらないため、演奏難易度はそれほど高くありません。
笛は慣れないと音が出ないなどということも多いですが、ティンホイッスルは初心者でもすぐに音が出るので練習も楽しく進められます。
つくりがシンプルなので楽譜が読めなくても演奏可能です。
動画で指の動きを真似するだけ、耳で聴いた音をそのまま真似するだけ、といった覚え方をする人も多いです。
最初は真似でも、熟練度が上がれば一つひとつの音に表情が生まれ、奥行きのある演奏が可能になります。


■初心者へのおすすめは?

シンプルなつくりのティンホイッスルですが、実は音の出る範囲(キー)によって分類があります。
一般的なのは「レ(D)」の音を基準とした「D管」です。
映画のサウンドトラックやケルト音楽で演奏されているティンホイッスルはほぼD管なので、まずはD管からスタートするのがいいでしょう。
演奏に慣れ、違う音域の楽曲を演奏するようになった時に他のキーのものを検討してみてください。
ただし音量が少し大きいので、自宅で練習する際は注意が必要です。
部屋に防音対策をするか、ティンホイッスルの吹き口にテープを貼るなどの対策をしましょう。


マイナー楽器の人気が上がってきたため、ティンホイッスルを扱うお店も増えています。
ネットショップでも購入可能ですが、気になる人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?