乾燥する季節の心強い味方が加湿器ですね。
でも、音が気になってしまうという人もいるかもしれません。
そこで今回は、加湿器の音を抑える方法を環境スペースが解説します。
■加湿器から音がするのは故障?
加湿機は、加湿方式によって4つのタイプに分類できます。
その中でもっとも音が静かなのが、超音波式です。
超音波式は加熱も送風もしないので、音が鳴るタイミングがありません。
それに比べると、気化式やハイブリッド式は送風音が、スチーム式は沸騰音がします。
いずれも構造上仕方のないもので、これらの音がしても心配はありません。
ただし、急に音が大きくなったり耳につくように感じたりする場合は、なにかしらの異常が起きているおそれがあります。
■加湿器は掃除をすると音を抑えられる
急に音が大きくなったように感じる場合は、器内の汚れが原因であることが多いです。
フィルターが目詰まりを起こしていたり、ファンにホコリが溜まっていたりするといつも以上に負荷がかかって、音が大きくなることがあります。
パーツを取り外して掃除をしてあげると、音が静かになる可能性が高いですよ。
また、加湿器は水に浸かった状態で置いておくため雑菌が繁殖しやすく、こまめな掃除が必要です。
音に変化がなくても、定期的にお手入れしてあげてください。
■加湿器の音を抑える方法は?
超音波式以外の加湿器は、異常がなくてもある程度の音がします。
リビングなどで使う分には問題ありませんが、寝室や書斎など、静かな空間で使っていると稼働音が耳についてしまうこともあるでしょう。
音が気になるという場合は、置き方を工夫してみてください。
・マットを敷く
稼働中に音がするということは、加湿器が振動しているということでもあります。
ならばその振動を抑えてみましょう。
加湿器の下に防振マットや吸音マットなどを敷いてみてください。
厚手のジョイントマットなどでもOKです。
下に1枚敷くことで、音と振動を吸収してくれるので気になりにくくなりますよ。
・置き場所を変える
加湿器の置き場所が原因で、音が響いている場合もあります。
テーブルやキャビネットなどの家具の上に加湿器を置いていると、音が家具に伝わって振動が増幅されてしまう場合があります。
この場合、置き場所を少し変えるだけで音が軽減するかもしれません。
加湿器はその性質上、どうしても稼働音がします。
器内の掃除や置き方を工夫すると、ある程度の軽減が可能ですよ。
ただし「ブーン」「ジー」などの重低音がする場合は不具合が起きているおそれが。
頻発するようであれば、修理や買い替えなどの対処が必要でしょう。